【わかりやすく説明】Googleスプレッドシート・GASを使ってDiscordに情報を転送しよう

　BOTが使えない。苦戦している。そんなときがあると思います。今回は、Googleスプレッドシートの情報をGoogle Apps Script（GAS）を使ってDiscordに自動転送する方法をご紹介します。この連携を使えば、スプレッドシートの更新をリアルタイムでチームに通知したり、データの変更を簡単に追跡したりできます。あ、ちなみにPCでみることを推奨します。色々ミスってスマホで見るとくそ見ずらいです。

2.必要なもの

• Googleアカウント
• Discordアカウント
• 基本的なプログラミングの知識（あると便利ですが、必須ではありません）

3.手順概要

　1.Google Apps Scriptプロジェクトの作成

　2.Discordウェブブックの作成

　3.GASスクリプトの作成

　4.スプレッドシートとスクリプトの連携

　5.テストと動作確認

4.詳細概要

4.1 Google Apps Scriptプロジェクトの作成

1.Googleスプレッドシートを開く。
2.上部メニューから「拡張機能」→「Apps Script」を選択。
3.新しいGASプロジェクトが作成されます。

4.2 Discordウェブブックの作成

1.情報を送りたいチャンネルの編集画面に移動する。

2.「連携サービス」→「ウェブブックを作成」を押す。

3.ウェブブックURLをコピーし、メモする。（スクリプトの際に使う）

4.3 GASスクリプトの作成

スプレッドシートのA1セルに書いてある情報をDiscordに送るスクリプトのサンプルコードを下記に貼ります。そのまま使用してどうぞ。

function sendToDiscord() {

  // DiscordのウェブフックURL

  const url = 'webbook URL'; // ''の間にここにコピーしたウェブフックURLを貼り付けてください

  // スプレッドシートからデータを取得

  const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();

  const cellValue = sheet.getRange('A1').getValue(); // A1セルの値を取得

  // Discordに送信するメッセージ

  const payload = JSON.stringify({

    content: cellValue, // Discordに送信する内容

  });

  // オプション設定

  const options = {

    method: 'post',

    contentType: 'application/json',

    payload: payload,

  };

  // Discordにメッセージを送信

  UrlFetchApp.fetch(url, options);

}

5.トラブルの場合

• メッセージが送られない場合はウェブブックのURLが正しいか、ちゃんと正しい位置に貼っているのか確認してください。いまいちわからない場合はコメントしてくださると確認します。
• GASの実行ログを確認し、エラーメッセージがないかを確認しよう。
• A1セルのところだけの情報を転送するスクリプトです。A2，B1セルなどに書いていても転送対象外です。

6.まとめ

　この連携を使えば、スプレッドシートとDiscordを効果的に連携させ、チームの生産性を向上させることができます。さらに学びたい方は、Google Apps Scriptの公式ドキュメントやDiscord API のガイドを参照してみてください。

　以上で、GoogleスプレッドシートとDiscordの連携方法の説明を終わります。ぜひ試してみてください！